天国はまだ遠く / 瀬尾まいこ

天国はまだ遠く (新潮文庫)

天国はまだ遠く (新潮文庫)

幸福な食卓がまだ読めていません。ケチって文庫ばかり買います。疲れている人に読んでもらいたいと帯に書いてあったので買ってしまいました。別に疲れてないけど。

簡単に言うと社会不適合の女性が田舎に自殺しに行って帰ってくる話。
主人公が自殺に追い込まれている割には語り口が軽快だったので、いかなるものかと思っていたらやはり死にませんでした。そこから死ぬために何とかしていく話かと感じていたらそういった展開とも違っていてのんびりした感じ。
田舎にあこがれる主人公と、都会に未練を持つ田村。主人公が田村から何かを得たとすれば、田村は彼女や訪れる人から何を得るのでしょうか。。

優しい文体だったので簡単に読めて面白かったけど何か物足りない感じ。
それは私が男だからなのかなぁ。